３月１１日にあたり

こんにちは。

雪がやっと溶けてきましたが、まだまだ冷え込みが続きます。

春はもう少し先になるのかもしれませんね。待ち遠しいです。



１１日で東日本大震災から３年。皆さんはどのようなお気持ちで過ごされましたでしょうか。

改めまして、亡くなった方々のご冥福を心からお祈りいたします。

そして今なお心を痛める皆さまが、１日でも早く心が穏やかになられるようにと願ってやみません。



昨日は福島県新地町に伺い、先日のイベントを開催した保育園へ写真をお届けして参りました。

申し込み書の配布などでお世話になった先生方にも、子どもたちがとても楽しんでいた姿をご覧いただけましたら何よりです。


そしてその後、別の保育園へ。

こちらは昨年９月と今年２月のイベントが中止になってしまった園です。

偶然にも２回とも同じ保育園が対象でしたので、改めてご挨拶に伺いました。



所長先生とお話させていただき、次回こそはとリベンジを誓いました。

先生のお孫さんもご参加予定だったそうです。

色々と準備をして楽しみにされていたそうで、次回はこれまでの分まで存分に楽しんでいただければと思います。




先生とのお話の中で、震災から３年という事で色々と貴重なお話をうかがいました。


こちらの保育園は内陸にあるため津波による園舎や園児さんへの被害は無かったのですが、

沿岸部にお住まいの先生の中には、家屋が全壊したりご家族を失った方もいらっしゃるそうです。




そして以前、新地町の海岸のすぐ側に別の保育園があったそうなのですが、

所長先生や他の何名かの先生は、そちらに勤務されていたそうです。

震災前に他の園と統合となり、震災時は民間企業が使用していました。




園庭の遊具はそのまま残っていたそうなのですが、建物が津波によって流出した際、
全壊した先生のお宅になんとその滑り台が流れ着いたそうです。



「○○先生のところに来たかったんじゃないかな。」　と、所長先生。


沢山の子ども達が笑顔で遊んだであろう滑り台。


最後はいつもそばにいらした先生の所へ来たのかもしれませんね。





そしてもうひとつ驚いたお話がありました。



こちらは私個人の話になってしまいますので、ASOBOをご支援くださる皆さんに不快な思いをさせてしまいましたら申し訳ざいません。





震災で、新地町在住の知人が津波の犠牲になりました。


同居していたご家族も全員亡くなり、生前にプライベートビーチだと言っていたほど、海の目の前に建っていた自宅は跡形もなく流されてしまいました。


なぜ逃げなかったのだろうか、同僚の方も被災してしまったのだろうか…。


勤務先やご家族などのことをを知らなかった私や共通の友人は、

彼の最期について知るすべがないまま３年が経っていました。



そして所長先生に知人の話をしたところ、


「その方、お名前はなんていう方なの？」


「○○さんというのですが…。」


「あら…。　　えいちゃんでしょ？（知人の名前）」


なんと、所長先生がご存知だったのです。



先述の保育園の卒園生だったそうで、３０年前のことを先生はよく覚えていらっしゃいました。

保育園の目の前に住んでいて、先生によると彼は偶然にもその跡地に建った会社に勤務していたそうです。

そしてその会社に勤務されていた他の方は被害に遭われていないそうで、

恐らく体の丈夫でなかったご両親が気になって自宅に戻っていたのではないか、という事でした。


とても心根の優しい方でしたので、改めて溢れた悲しさとともに、なんだかとても納得することができました。



知る由も無かった情報を先生からうかがう事ができ、本当に驚きました。

ASOBOを通してこうしてお話ができたこと、心から感謝の気持ちでいっぱいです。






震災から４年目に入りました。

これからも奢らず、自己満足にならず、このご縁を大事に、

できる限りではありますが、子どもたちへの丁寧な活動を続けて行きたいと思います。




これからもASOBOへのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

第14回ASOBO 「雪山であそぼ」！

３月２日の「雪山であそぼ　vol.14」、今回も笑顔いっぱいに開催されました！

前回の大雪による中止のあとだけに、今回もドキドキしましたが、

ヽ(；▽；)ノ

やはり雨…。

しかも結構強い…。

青い顔をしているスタッフをよそに、

いやいや、みんな元気！元気！

このパワーが自然の家に届け～！

届いた！！

雨は雪に変わっていました。

ASOBOスタッフがみんなでお出迎えです☆

「おはよ～！！待ってたよっ。」

いつものアーチで☆

今回は福島県新地町の子ども達とご家族。

ほとんどの子が9月のにじます掴みのイベントに来てくれています。

なので、すぐに仲良くなっちゃいました。

「らびちゃん、またあそぼうね！」

先日の大雪で、蔵王には今も沢山の雪が残っています。

子ども達は歩くのも大変ですが、テンションが上がっているのでへっちゃら♪

ではASOBOウェアに着替えてね！

かっこい～！

女子は髪のセットもね☆

お父さん、お母さんやASOBOスタッフがお手伝いするよ。

手袋は難関なのだ。

大人４人がかりで(笑)

早く遊びたいよ～ってウズウズ。

まだかなぁ。

もう少し待ってね。

自然の家の先生と、ASOBOのおにいさんおねえさんとごあいさつ。

自然の家には今回も大変お世話になりました。

 でもってスタッフさ～ん！

は～い！！！！

みんな、１日よろしくお願いします！！

まぁるくなって体操からのダンス♪

今回のダンスは福島っ子はみんな知ってる、

「ふくしまキッズマン」

テレビにも映ったんだって！

（こちら参照で♪）

みんなばっちり踊れました。

ではいよいよそり遊び。

…って言うと、どうせ来るんでしょ、今回もおさるが…

 んっ！？

 んんっ！？

 おさると…

ショッカーがいるっ！！

ここはマリオの出番だね！

みんなも雪玉攻撃で加勢して、ショッカーも撃退！

ごめんなさいしたら、

いっしょにあそびましょ～♡

（ショッカーは怖いから人間に変身してね。）

ではいよいよお待ちかね、そりの時間だよ～！

よいしょとまたがったら…

みんなじょうずだね！

 は、はやい…

 ちょっとこわい…

でも…

一緒なら怖くないね！

お父さんも楽しそう！

パンダと兄弟対決！！

勝ったのは誰かな？

手放しもできちゃうっ。

 顔に雪が飛んできても、

転んでも、

 にっこにこです！！

今回はそりと同じ位に雪あそびが大盛り上がりでした。

一時はそりコースがガラガラ～ってほどの盛況ぶり（笑）

雪玉製造機は大人気☆☆

こちらは…

かまくら班も本気です！

外側はまかせて～！

雪だるま班もすごいね。

いろんな雪だるまが出来ています。

親子合作だね。かわいい！

えっ？

引っ張ってって？

 いいよ～

よいしょ　よいしょ

 落ちてるっ（笑）

 ね～、ウルトラマ～ン、

なになに？　

お腹が空いたの？

じゃあそろそろ…

は～いっ！

 お昼にしま～す！

おいしいかお♪

あ～～～～～ん。

今回もにゃんこお弁当。

おいしかったにゃ！

ランチのあとはデザートもあるよ☆

（こちらは宮城県柴田町のマーブルマーブル様よりご提供いただいております！）

おなかいっぱいになったら、もう少しあそぼっか。

冷たくなった手袋を交換して…

午後の部スタート～！！

家族対決、お母さんが一番かな？

雪あそびコーナーはなにやら沢山出来上がってきましたよ。

お姉さんチームは黙々と！

 雪のお城かな？

小さい子も負けてないよ。

おいしそ～♡

こちらはダブルみくちゃんチームがなにやら大掛かりな雪像を…

椅子だ！！！

しかも両方から座れる！！

雪玉デコレーションつきだね。

くつろぎすぎです！

ラビちゃんまで！！

 おっ、ワイングラスですか！？

装飾品もばっちり。

みんな真剣！

 らびちゃん、王様みたい。

かまくらでは

ガールズトークも弾みます♡

さて…

まだまだ遊びたいんだけどそろそろ時間が…。

みんな～、帰る時間だよ～！

さぁ、バスへ。

「ありがとうございましたっ！

またよろしくおねがいします！」

大きな声で言ってくれたね。

ありがとう。

さみしいけどお別れの時間だよ。

ちいさな手もタッチ☆

見えなくなるまで手を振りました。

そしてバスは新地へ到着です。

みんなも元気に手を降ってくれました。

最後まで手を振ってくれるから、

私たちもずっと「バイバ～イ！」って言いました。

ASOBOイベントvol.１４「雪山であそぼ」

今回も沢山の笑顔に会えました。

ASOBOは本当にちいさなちいさな団体です。

なんでも手作りですし、十分な事は提供してあげられません。

でASOBOには大きな笑顔があります。

優しさがあります。

震災から３年が経ちます。

いまだに恐い記憶を抱えている子もいます。

そして子ども達を取り囲む環境は、決して３年前に戻ったとは言えません。

大それた事は出来なくとも、

目の前にいる未来ある子ども達を

思いきり笑わせてあげることは出来ます。

それで十分だと思っています。

嫌な記憶や日々のストレス、

それを楽しい思い出が消してくれると思っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ASOBOがなくてももう大丈夫だよって言われるまで、

これからもできる限り、笑顔の花を咲かせて行きたいです。

またあそぼうね！！

来てくれて本当にありがとうございました！

（参加してくれた子が作って来てくれました。）

今季のASOBO雪山イベントは今回でおしまいです。

なんとおかげさまで３シーズンも継続できました。

次回は春、また「やまであそぼ」を開催します。

前回中止になって悲しい思いをさせてしまった子どもたちを

今度こそ招待する予定です。

どうかこれからもASOBOへの温かいご支援を

心からお待ちしています。

きっとまたいつか、

ASOBO☆